第51回レベルアップパークイベント開催!

2025年04月14日

今回のレベルアップパーク宮古島イベントはガジュマルの植樹イベントを開催!44名にお申し込みを頂き、元気にスタートしました!まずは宮古島で自然保護活動を長きにわたり続けているカニ蔵の吉浜祟浩様より宮古島の自然についてレクチャー開始。吉浜様は先祖代々伊良部島にお住まいで、幼い頃から自然が減り移り変わっていく姿に胸を痛めていたそうです。その経験から蟹漁師になって漁業権を得れば自由に海を守れると考え、蟹の養殖をおこないながら伊良部島の美しさ・自然に触れる感動と幸せを提供してくれています。伊良部島はジュゴンが数多く訪れていた自然環境でしたが、昨今の開発ラッシュの影響でその姿は見られなくなってしまっています。今では宮古島の代名詞ともいえるウミガメは、あと30年後には姿を消してしまう危機的な状況のようです。そんな思いから吉浜さんは、宮古島の子どもたちに環境保護への意識と空気(マインドが変わること)を伝えたいとレベルアップパークと連携してくれています。地元の人も知らない大変驚く話ばかりで、子どもたちも親御さんも衝撃を受けていました。吉浜さんにはたくさんお話して頂きましたが、特に印象に残っているのは「今の宮古島はどうなの?将来はどうなの?と頭で考えてはダメ、思うということが大切。お父さん、お母さんを好きと思う様に、自然も大好きと思うと一番良い方法が見つかる。思い続けてください。ホテルは街に作ればいい、街が便利になる。自然は歩いて行けばいい。そしたら街も自然も豊かな宮古島になっていくので、そんな未来を一緒に作っていこう!」でした。開発を止めるのではなく、自然と共存する形で宮古島の未来を描いていました。

さあ!宮古島の自然をたくさん勉強した後はお待ちかねのガジュマルの植樹!とその前に、環境保護は植えるだけではなく切ることも大切との吉浜さんの教えに従って、「ギンネム」の伐採から。ギンネムは昔、アメリカ軍が木材用に大量に撒いた外来種で、ミモシンという毒素が含まれていて、この毒素が周りの樹木を枯れさせてしまう厄介者。ガジュマルを植えてもギンネムに悪影響を及ぼされてしまうので、子どもたちもノコギリやナタを手に一生懸命伐採作業をしていました。ある程度伐採が進んだところで、いよいよガジュマルの登場!おじぃやおばぁは昔、ガジュマルの周りに生き物がたくさん集まるので「キジムナー」という妖精が住んでいると信じていたそうです。ガジュマルは生物多様性に大きく貢献しているので、そんな伝説になったと言われています。そんな「多幸の樹」、「幸せを呼ぶ樹」を植えまーす!苗木は土を丸くして周りを包んだものと、そのままの枝木を準備。植え方はいたって簡単、穴を掘って植え付け、土を被せるだけ。赤土が入江に流入しないよう、ガジュマルの根を張らせるため、入江ギリギリに植樹しました。子どもも親御さんも夢中になって次から次へと植えて行ってくれ、100本近くの植樹が完了!伐採して植樹して、なんだかみんな晴れやかな顔になっていました!時間となり終了を告げると「もっと伐採して植樹したい」と子どもたちからアンコールリクエストがきたので、少しだけ延長して作業しました。学校では教えてくれない話と体験に参加者全員が大満足!本当に貴重な体験ができました。吉浜さん、ありがとうございました。レベルアップパークではこの自然環境を守るため、宮古島の子どもとカニ蔵さんと今後も連携していきます。お土産には豚さん弁当の唐揚げ弁当やレベルアップを各ご家庭に配布できました。参加者の皆様、ご協力頂いている企業様、サポートしてくれたスタッフ、本当にありがとうございました!次回は6月22日(日)。今度はアマモの植樹をやります!子ども集まれー!